【日本人が外国語を話せない理由3 - 正規留学後編】

正規留学で1年ぐらい経ってくると学校会話にもようやく慣れてくるころだ。講師陣やクラスメートとのやり取りに、中身の濃い内容が求められる場面が多くなる。日常会話では無意識的に、深く考えさせられるようなことがあまりなかったが、学校会話では意識的に深く掘り下げることが求められる。ここで第二言語を習得できるか否かの分かれ道(関門)になり、次のステップ「ビジネス会話」で大きな差として現れる。学校会話で求められることは「聞く力(インプット)」「考える力(理解力)」「考えを伝える力(アウトプット)」が求められる一方、「母語干渉」を如何に対処することがキーポイントとなる。

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話す力(アウトプット)をブレイクダウンすると

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話す力をブレイクダウンしアプトプット
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言語学におけるアウトプットとは、4技能(「聞く」「話す」「読む」「書く」)の内、「話す」と「書く」がアウトプットになる。ここでは学校会話の「話す」に焦点を置いて進める。学校会話と日常会話の大きな違いに「ロジック」が挙げられる。ロジック的に「話す」をアウトプットするには「聞く力」「考える力」「考えを伝える力」が必要になる。

図では理解しやすいよう母語を例に挙げている。母語でもこれだけ複雑な過程を経てロジック的に「話す」をアウトプットしている。

  • 話し手が何を意図して話しているのか正しく汲み取る力が求められる
  • どのように解釈し、相手が理解できるよう、効果的に聞き手に伝わるよう、組み立てる力が求められる
  • その考えを正し伝える力が求められる。結果、「ロジック的に話す」アウトプットへと繋がる。
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第二言語の場合、①~③の過程に変換(脳内翻訳)作業が追加される。慣れてくると母語と同じようにダイレクトに第二言語で聞いて、第二言語で考えて、第二言語で話すことが可能になる。これら過程はショートカットができないため、アウトプットがスムーズになるまである一定の時間を要する。

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性格と志向を2軸にした4事象マトリックス
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他方、ロジック的に話すには①~③の過程の中に本人の「性格」と「志向」という個性が加わってくる。自分の個性に有った「話し方」を見つけ、意識することで母語、第二言語ともにおおきな武器に変身するだろう。

図は2軸で構成された4事象マトリックスと呼ばれるものである。自分がどのタイプに属するのか知っていれば、効果的に効率的にアプローチすることができ、「話す力」に個性を加えた”強み”としてに昇華させることができる。

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日本語という母語が干渉されることで、第二言語習得の不利になるが、習得できない理由にはならない

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日本人が第二言語習得を難しくさせる一番の要因が母語による干渉だと考える。日本語はノンバーバル(非言語)コミュニケーションが他言語より発達しており、しぐさや表情、沈黙等で聞き手に伝えるやり方でコミュニケーションを図っている。加えて日本特有の文化が含まれことで、一層考えを言葉として表現するのを更に難しくしている。詳細はここでは割愛し別途説明したい。

上記の内容をきちんと理解し、補足することで日本語母語者が第二言語(学校会話)を習得することが可能になり、「学校会話」から「ビジネス会話」へステップアップすることができる。