【「ルワンダ大虐殺」の容疑者が26年の時を経て捕まる―1日で45,000人が集団虐殺】

アフリカ東部に位置するルワンダで1994年、フツ族系と政府の手によってツチ族と一部のフツ族が100日間で80万人以上が殺害された「ルワンダ大虐殺」。あれから26年たった2020年5月16日、主要容疑者の一人として指名手配されていたフェリシアン・カブガ(Felicien Kabuga)容疑者の身柄拘束をフランス当局が発表。当時、カブガ容疑者はフツ民兵組織(Interahamwe)を創り「資金提供」と「大量虐殺」をはかり、且つラジオ局『Libre Ðes Mille Collines』でツチ族は”敵だ”と煽り、殺害を扇動させるなど7つの罪に問われている。他方、当時カブガ容疑者は自身が経営する会社で中国から大量のナタを輸入していた。

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なぜ「ルワンダ大虐殺」という悲劇は起こったのか

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事の発端は、「ハビヤリマナ大統領(フツ族)が何者かに暗殺されたこと」である。しかしながら、1962年ベルギーから独立する前から、多数派フツ族と少数派ツチ族の抗争(迫害)が繰り返されていたようだ。ハビヤリマナ大統領の暗殺がトリガーとなり対立激化、ルワンダ大虐殺となった。

ルワンダの民族はフツ族(85%)、ツチ族(14%)、トゥワ族(0.1%)の3族で構成されている一方、民族名は便宜上のものであり、支配する側がツチ族、支配される側がフツ族として認識されていたようだ。それゆえ、属する民族が変わることもあり、支配する側に”昇進”すればフツからツチに変われる。1890年からドイツ、ベルギーが植民地化するまで、民族区別はあったものの、民族差別はなかったようで対立のきっかけを作ったのはベルギーが「ツチ族を名誉白人」として、人種差別観を持ち込み、植え込んだからだ。

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ベルギー(欧州)白人は「優」、黒人は「劣」、ツチ族は「名誉白人」?

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その当時、ルワンダ王国中心部で支配の優位を確定しつつあったツチが、黒い肌を持つにもかかわらず黒い肌の下に白い肌を持つとされて、官僚制度を創りあげた白色人種ということにされたのである。

引用元:佐藤里香『「構造的人種主義」の生成過程からみるルワンダの紛争要因』

人種差別は昔から存在していたが、顕著だった時期は西欧がアフリカやアジアを植民地化していたときだ。一説によると、100年前は西欧が世界の85%を非公式に支配していたようだ。支配する際に、白人は「優」でその他は「劣」という先入観を植え付け、皮膚の色が違っても「優」なら、名誉白人にしてあげるという”やり方”をしてコントロールしていた。このロジックに当てはめると、当時既に官僚制度で統治していたルワンダ(ツチ族)は優秀だから「名誉白人」にして、ツチ・フツ区別から差別へ変貌していった。

話が脱線するが、人種差別が激しいかつての南アフリカ(アパルトヘイト)では支配者側である白人が、「日本人は名誉白人」として扱ったようだ。当時の日本は既に先進5カ国(G5)の一員であり、白人ではなかったが「優秀な民族」は「名誉白人」として見做すロジックからすれば腑に落ちる。

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国際連合(UN)公式サイト
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国際刑事法廷メカニズム(IRMCT)のセルゲ・ブラメルツ(Serge Brammertz)主任検察官は声明を発表し、「犯罪から26年後であっても、虐殺の責任は問われる」として、カブガ容疑者の身柄拘束を歓迎している。

くだんはフランス当局とIRMCT検察官の共同捜査で逮捕に至ったが、欧州刑事警察機構(ユーロポール)や国際刑事警察機構(インターポール)、各国当局の協力も重要な役割を果たしている。

出典:国際連合(UN)

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参考資料

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